かとう皮フ科クリニック
当院で使用しているLESAC 炭酸ガスレーザーは、厚生労働省の医療機器承認を受けており、厳正な審査をクリアした製品です。
炭酸ガスレーザーとは皮膚内の水分に反応して熱エネルギーを発生させ、蒸散作用によってホクロやイボなどを除去します。
ホクロ(色素細胞母斑)とはメラニン色素を作り出す母斑細胞が増殖してできる良性のできもの(皮膚腫瘍)です。 大きさや部位によっては手術をおすすめする場合もあります。 ホクロに似た症状を呈する悪性腫瘍もあるため、必ず事前に医師の診察を受けていただく必要があります。
ホクロ周囲に局所麻酔をします。
ホクロの母斑細胞は皮膚深くまで存在するので、傷跡があまり残らない深さでホクロを削ります。
レーザー照射によりできた凹みは乾燥させてしまうと痂皮(かさぶた)ができて凹みが残ってしまう原因になります。そのため2週間ドレッシング材を貼り浸潤状態を保つことが必要です。 ホクロを取った部位は赤みが最低3か月~半年残ります。 ホクロの細胞が深くまであった場合、一時的に凹むことがありますが1年ほどで目立たなくなります。
脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)は、「老人性イボ」とも呼ばれるように、皮膚の老化現象によって生じる褐色~黒色の良性腫瘍です。多くは、40代以降に現れます。 老人性色素斑(シミ)と異なり、やや盛り上がっているのが特徴です。ほとんどの場合、痛みやかゆみなどはありません。 遺伝と老化が原因のため数年するとまた出現します。 紫外線対策は必ずしてください。
30分ほど表面麻酔(クリーム)をしてから施術します。
イボの表面を炭酸ガスレーザーで削るため擦り傷程度の赤みとかさぶたができます。 施術後は外用薬を塗布います。
1週間程度、外用薬を塗布するとかさぶたが取れ、薄いピンク色になり、3か月ほどで目立たなくなります。